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マンションリノベーションでもおすすめ!調湿効果、脱臭効果もある表情豊かな漆喰壁

マンションリノベーションでもおすすめの漆喰壁

一般的に日本の住宅の壁や天井の仕上げ材は、
石膏ボードにビニールクロスの仕上げとなっています。

でも一昔前は日本の建物といえば、
左官仕上げの土壁仕上げに、杉板の天井でした。


この日本家屋ならではの壁や天井素材は、
湿気の調湿などには最適な材料である反面
気密性の高い構造である現代の建築には不向きという意見もあります。

断熱性・気密性の高い住まいは、
冬や夏の冷暖房効率こそ高くなりますが
空気の通り抜けがない分、
換気には気をつける必要があります。

マンションなども気密性が高い建築物ですので、
冬でも比較的暖かく過ごしやすい反面、
冬場のアルミサッシの結露などが起きやすく
日々の手入れを行なわないとカビ発生の原因となります。



そこで、マンションにもおすすめなのが
”漆喰”の壁や天井仕上げです。

正直壁紙仕上げに比べると、
下地の調整、下塗りなど手間も余計にかかる分
コストも壁紙仕上げの3倍はかかってきます。

壁紙の薄紙をはがして剥離防止 漆喰の壁仕上げ マンションリノベーション
剥がした壁紙の薄紙を丁寧に剥がしていきます



リフォームで漆喰壁を採用するには
気をつけるポイントがあります。

新しく造作する壁ではなく、
既存の壁紙を剥がしてから本漆喰を施工するには

写真のように、
壁紙を剥がした部分では、壁に残っている
薄紙を丁寧に剥がす必要があります。

これらを怠ると
漆喰仕上げの壁が、地震や経年経過で
ごっそり剥がれ落ちてしまう場合があります。
決して手を抜けない作業の一つです。



さらに、伝統的な自然素材である本漆喰仕上げの場合は、
漆喰を塗る前に、石膏ボードの上に下地塗りを行います。
下の写真にように見た目はまるでコンクリート打ちっぱなしのよう。

日本漆喰の壁天井仕上げ 下地塗り マンションリノベーション 西宮
本漆喰仕上げの場合は、一旦下地塗りを行います
日本漆喰の下地塗り マンションリフォーム 芦屋
下地を塗ると、コンクリート打ちっぱなしのような雰囲気に



下地が出来上がると、
ここからいよいよ本漆喰の出番です。

本漆喰の場合は、
材料に水と”すさ”というつなぎ用の天然素材、
それに”フノリ”という伝統的な自然素材の接着成分を混ぜていきます。

下の写真の材料は、
スサ、フノリなどが予め調合された既調合漆喰です。
水と材料に少しの漆喰用油(なたね油)を混ぜ、
通気性を有した防水効果も加味させます。
(3年程度の効果と言われています)


日本漆喰
マンションリノベーションでもおすすめの漆喰壁



この日本の漆喰特有の”フノリ”は
海藻の一種で、独特の香りがしますが、
サラッとした柔らかい感触の壁に仕上がるのが特徴です。

この香りは好みがはっきりと分かれますので、
匂いが苦手な方はヨーロッパの漆喰の方が
よいかもしれません。

ヨーロッパの漆喰は、消石灰に砂、凝集剤、保湿剤、防水材、
セルロースファイバーなどを混ぜて壁に厚みを出しやすくしています。
触るとザラザラした感触が特徴です。

いわゆる合成の接着剤が混ぜてありますので
フノリのような有機的な香りはしません。


マンションリフォームで本漆喰壁 神戸
上塗りで使用した本漆喰の様子。塗りたては濡れているので真っ白ではありません。
光が当たるとなんとも言えない表情の本漆喰壁 マンションリノベーション 神戸
なんとも言えない表情豊かな漆喰壁
漆喰壁でマンションリノベーション 神戸
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コストこそ高くはなってしまいますが、
住んでみて分かる漆喰壁の良さがあります。

空間の美しさだけでなく、
心地よい環境を求められている方にもおすすめな
本漆喰壁をご紹介しました。

2020-03-04 | Posted in BLOG, WORKS